NPO法人セカンドチャンス!
~少年院出院者の自助グループ~
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第9回名古屋交流会の報告・感想
第9回セカンドチャンス!名古屋交流会
報告者 高坂 朝人
日時 平成23年10月22日(土)18時~21時
場所 名古屋市内のNPOボランティアセンター
■参加者 11名
当事者 6名
非当事者 5名
■進行状況
①セカンドチャンス!の説明
②交流会のルール説明 ルールは4つで
・お金の貸し借り禁止
・交流会中のアルコールは禁止
・他の人の考えや発言を批判しないこと
・ここで見たり聞いたりしたことで、個人が特定できることを他所で話さないこと。
③自己紹介(自分のことと、最近あった良かったことを一つ、5分程度で話してもらった)
④フリートーク
⑤ 最後に皆さんに一言ずつ感想を述べていただいた
■感想
・クローズド(当事者のみ・18時~19時)
自己紹介の時に強く感じたことは、みんな堂々と自分の出身の少年院名を言っているなあということ。
社会で生きていたら、少年院出身者ということを堂々と言える機会なんて皆無に近いけど、ここでは言えるんだなあ感慨深いものがあった。
また、最近あった良かったことの中で「出院後、初給料をもらえた」と少年が言った時は、参加者全員が拍手をして喝采した。
少年から、笑みがこぼれていた。
当事者のみの最初の1時間は、6人も集まってくれたせいか盛り上がり、笑いあうことが多かった。
少年院内での生活のことなどのトークから、いつの間にか借金の話しにうつっていった。
消費者金融、クレジットカード、ローンの恐さを体験者がそれぞれに語った。
まだ10代で、借金をしたことがない少年たちは真剣な面持ちで聞いてくれて、最後に20代前半の青年が「借金には本当に気をつけたいと思った」と言ってくれた。
・オープン(非当事者の参加も大歓迎・19時~21時)
当事者がBBS会員に、BBSをやろうと思ったきっかけを質問されて自然と話しがスタートした。
その後は、自分の出身の県や、住んでいる場所の食事文化や、観光地、おすすめスポットなどの話しが盛り上がった。
東海地方、関東地方、中国地方と色々な土地の出身の方が一堂に集まったので、みんながそれぞれに自分の育った土地のことを語って下さり、とても楽しい雰囲気だった。
最後の一言の中で「初対面だから、先ずはこういう楽しい会話をして仲良くなって、少しずつ違った内容の会話もできるようになってくるといいですね」
と言って下さった方がいて、感銘を受けた。
こうやって地道に会を重ねていくなかで、参加者の関係も育まれていって、楽しいことだけでなく、悲しいことや、悩んでいることなど、色々なことを共有しあっていけるのかなあと、名古屋交流会の先の希望を抱かせてもらえた。
悲しきことは、名古屋交流会に今まで2回参加してくれていた少年が、10日ほど前に逮捕されてしまったこと。
でも嘆くばかりでなく、この少年が社会に帰ってきた時にちゃんと安心できる居場所を用意して待っておきたい。
だから、これからも名古屋交流会を絶対に開き続ける。
報告者 高坂 朝人
日時 平成23年10月22日(土)18時~21時
場所 名古屋市内のNPOボランティアセンター
■参加者 11名
当事者 6名
非当事者 5名
■進行状況
①セカンドチャンス!の説明
②交流会のルール説明 ルールは4つで
・お金の貸し借り禁止
・交流会中のアルコールは禁止
・他の人の考えや発言を批判しないこと
・ここで見たり聞いたりしたことで、個人が特定できることを他所で話さないこと。
③自己紹介(自分のことと、最近あった良かったことを一つ、5分程度で話してもらった)
④フリートーク
⑤ 最後に皆さんに一言ずつ感想を述べていただいた
■感想
・クローズド(当事者のみ・18時~19時)
自己紹介の時に強く感じたことは、みんな堂々と自分の出身の少年院名を言っているなあということ。
社会で生きていたら、少年院出身者ということを堂々と言える機会なんて皆無に近いけど、ここでは言えるんだなあ感慨深いものがあった。
また、最近あった良かったことの中で「出院後、初給料をもらえた」と少年が言った時は、参加者全員が拍手をして喝采した。
少年から、笑みがこぼれていた。
当事者のみの最初の1時間は、6人も集まってくれたせいか盛り上がり、笑いあうことが多かった。
少年院内での生活のことなどのトークから、いつの間にか借金の話しにうつっていった。
消費者金融、クレジットカード、ローンの恐さを体験者がそれぞれに語った。
まだ10代で、借金をしたことがない少年たちは真剣な面持ちで聞いてくれて、最後に20代前半の青年が「借金には本当に気をつけたいと思った」と言ってくれた。
・オープン(非当事者の参加も大歓迎・19時~21時)
当事者がBBS会員に、BBSをやろうと思ったきっかけを質問されて自然と話しがスタートした。
その後は、自分の出身の県や、住んでいる場所の食事文化や、観光地、おすすめスポットなどの話しが盛り上がった。
東海地方、関東地方、中国地方と色々な土地の出身の方が一堂に集まったので、みんながそれぞれに自分の育った土地のことを語って下さり、とても楽しい雰囲気だった。
最後の一言の中で「初対面だから、先ずはこういう楽しい会話をして仲良くなって、少しずつ違った内容の会話もできるようになってくるといいですね」
と言って下さった方がいて、感銘を受けた。
こうやって地道に会を重ねていくなかで、参加者の関係も育まれていって、楽しいことだけでなく、悲しいことや、悩んでいることなど、色々なことを共有しあっていけるのかなあと、名古屋交流会の先の希望を抱かせてもらえた。
悲しきことは、名古屋交流会に今まで2回参加してくれていた少年が、10日ほど前に逮捕されてしまったこと。
でも嘆くばかりでなく、この少年が社会に帰ってきた時にちゃんと安心できる居場所を用意して待っておきたい。
だから、これからも名古屋交流会を絶対に開き続ける。
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